オンラインのバイオリンレッスンで国内外の生徒さんのレッスンをしているはるか先生です!
世界がコロナ禍になる前から少し流行り始めていたオンラインレッスン。気軽に外出できない世の中になってオンラインレッスンというのがどの業界も当たり前になってきました。
その中でオンラインレッスンについて懐疑的な意見を持つ人がいるのも理解しています。
今回は、バイオリンをオンラインレッスンで受けることに懐疑的な方に少しでも「オンラインでバイオリンが上達する」ということをお伝えできればと思います。
もくじ
移動で疲れることに意義を見出していませんか?
しっかり準備して、片道数十分、レッスンを受けて成長した気になってまたバイオリンケースを開かない一週間。だけど、バイオリンのレッスンに通うという行為がなんだか自分を成長させてくれてる♪という幻想。
結局、画面越しでの先生のアドバイスも、対面でのアドバイスも変わりません。
私は生徒にベタベタ触ってフォームを改善するレッスンはしないのでオンラインレッスンでも困ったことはありません。
外的刺激より「今自分がどうなっているのか?どう感じているか?」が楽器を弾くに当たって大事なことです。とにかく自分で考え尽くさなければいけない頭を使う作業なのです。
「自分で考えることを放棄する人が対面を好む傾向にあります」
残念ながら、レッスン場所に行くまでの労力で、バイオリンを背負っている自分に惚れ惚れとしてやりがいを感じている人が多い気がします。
特に現代の50〜60代の方はオンラインレッスンに抵抗がある傾向があります。アナログが正義ではないので、今一度、考え方をアップデートしてみてはいかがでしょうか?
オンラインレッスンは出張レッスンに近い感覚
「移動時間や準備時間がないから出張レッスンをお願いしたいなぁ〜」と思っているあなた。オンラインレッスンは、タブレットやパソコンを開けば先生に会えます。
むしろ部屋の片付けもしなくてもよければ、レッスンだからって前日にニンニクをセーブする必要もありません。
オンラインレッスンを受ける前に対面レッスンを!
オンラインでバイオリンのレッスンを受けるのを勧めてきましたが、唯一、オンラインレッスンを受けることができないのは「バイオリンを触ったことがないひと」です。
バイオリンの構え方、弓の持ち方、姿勢、などはやはり肉眼でバイオリンの先生に診てもらうべきなので対面レッスンを最短で1か月、月に4回ほど受けに行きましょう。
あと、小さいお子様もしっかり対面レッスンを受けてくださいね。
オンラインレッスンが受けやすい環境に!
「防音が心配」と言う生徒さんには弱音器をオススメ!
「画面が安定しない!」という生徒さんにはタブレット置きをオススメ!
最後に:バイオリンは独学で習得できる?
残念ながらバイオリンを独学で習得することは難しいです。弾くことに対して誰にも聞かせることもなく自分だけが満足できればいいですが、音楽は聴衆がいて成り立ちます。せっかくならきちんとレッスンを受けて、「正しい練習方法」を学びましょう。
初心者の方ははじめが肝心。自分のフォームをプロに直接教えてもらいましょう。一度でもこれまで独学でやってきた方はプロのレッスンを受けることをオススメします。ペースが遅くても気にしなければ一ヶ月に一回だけでもいいので、これ以上のブランクを空けずにレッスンを受けることが大事です。
なぜ独学が難しいかというと、左手、右手、音色、音楽の作り方…など自分だけではそれが正しいか判断できません。客観的に見てもらうことを経て、バイオリンの音色を楽しむことができるのです。
そのため、このワンポイントレッスンはちょっとしたヒントとしてみていただけると嬉しいです。