オンラインレッスンで国内外の生徒さんのレッスンをしているはるか先生です!
バイオリンのレッスン、惰性で受けていませんか?
練習はしないけど理想は高い、練習をしないから下手なまま、実はまだ音符が読めない・・・
など、一番最初の基礎の土台をすっ飛ばしてるバイオリン学習者はいると思います。
マイペースとして捉えると一概に悪いことではありません。ただ、せっかく習っているのなら上達したくありませんか?
▲当てはまるとヤバイかも
もくじ
そもそもレッスンはどういう気持ちで受ける?
週に1度のバイオリンのレッスン。毎日コツコツモチベーションを持続して・・・というのは難しいことですよね。仕事をしている方ならなおさらです。私は大人の生徒さんに「練習してください」とは言いません。負担になってほしくないからです。
ただ、大切なのは、「何を解決したくてレッスンに挑むか」です。
別に練習したので聞いてもらいたい、でいいです、練習していれば。
私はどんなに初歩的でも基礎のレッスンだけでも、指導する分には構いません。ただ、一番困るのが、練習はしていない、楽譜も読む努力もしたくない行き当たりばったり、でもうまく弾きたい。
魔法使いではない私にはその願いを叶えることはできません。
バイオリンを正しく弾く技術、感受する音楽性しか教えられません。
「正しい」練習は薬だと思って!
正しい練習は、正しいレッスンありきなので、他の先生がどのような観察力と根性と責任を持って生徒をレッスンしているかはわかりませんが、先生と会えない一週間何をすればいいかというと、答えはシンプル。正しい練習のみ。
*正しい音程で弾けているか
*正しいリズムで歌えたか
*何度も練習して補強して、いつもつまずくところはないか
この3点だけでも意識してもらえれば正しい練習をしていると言えます。(もちろん、この3点での練習法は私のレッスンで教えています。)
とりあえず痛いところを【完治】しよう
痛いところ=悪い癖、だと思ってください。
何か病気を治すことと同じです。痛みを抱えたまま、先延ばしにしていると取り返しのつかないことになるのは目に見えています。
いろんな先生に基礎を叩き込まれましたが、最初の先生がきちんと指導していてくれたら私は悪い癖はつかなくてよかったのに、と正直今でもテキトーにレッスンされた先生を恨んでいます。
私の生徒さんにはそうなってほしくない、たとえアマチュアでも細く長くでもいいから「正しい」基礎を身につけておじいちゃんにいなっても、おばあちゃんになっても楽しく音楽を続けていってほしいと思っています。
「この薬を飲めば上手になれるよ」と言われたら私は飲むでしょう。ただそれは、自分の努力でしかありません。
もし、練習もせずただ食って寝て遊んで暮らして知らない間にバイオリンが上手になっているなら、バイオリニストは世界一、なりやすい職業です。
ただ、難しいと言う先入観を弾けない言い訳にするのではなく、最善を尽くして、言われたことを全て徹底的に取り組んで、言い訳してみてください。言い訳が出るかわかりませんが。
少し辛口な、はるか先生でした。
最後に:バイオリンは独学で習得できる?
残念ながらバイオリンを独学で習得することは難しいです。弾くことに対して誰にも聞かせることもなく自分だけが満足できればいいですが、音楽は聴衆がいて成り立ちます。せっかくならきちんとレッスンを受けて、「正しい練習方法」を学びましょう。
初心者の方ははじめが肝心。自分のフォームをプロに直接教えてもらいましょう。一度でもこれまで独学でやってきた方はプロのレッスンを受けることをオススメします。ペースが遅くても気にしなければ一ヶ月に一回だけでもいいので、これ以上のブランクを空けずにレッスンを受けることが大事です。
なぜ独学が難しいかというと、左手、右手、音色、音楽の作り方…など自分だけではそれが正しいか判断できません。客観的に見てもらうことを経て、バイオリンの音色を楽しむことができるのです。
そのため、このワンポイントレッスンはちょっとしたヒントとしてみていただけると嬉しいです。