こんにちは、ちゃんはるです。東京都・練馬区のバイオリン教室やオンラインでバイオリンの先生をしています。
バイオリンを弾こうとすると、一つの動作にいくつもの注意することが重なりますよね。その中でも、いい音を出すことを忘れがちな人がたくさんいます。
今回は、いい音を出すための弾く場所(弓が弦に当たる接点)とその時の弓の状態についてご紹介します!
弾く場所はここ!
ズバリ、指板(黒い板)とコマの真ん中です。弾く時に真上からは見えないので下の写真(鏡で見て練習できるように)をご覧ください。
基本的に、練習をしていくうちに自分で響く場所を見つけるのですが、まず真ん中で弾くことは基本になります。この時、弓とコマを平行にするのがポイントです。
弓「元」で弾く時の弓の状態
写真のように弓元では毛を少なく使いましょう。毛が自分の方を向き、木の棒の方が向こう側に倒れるイメージになると良いでしょう。
弓「先」で弾く時の弓の状態
弓先の20cmくらいは弓の毛全体を使うようにしましょう。ここで弓先のように傾けて弾いてしまうと音が細くなり、ボリュームダウンしてしまいます。
弓元〜弓先で弾く時はもちろん指板とコマの間で弾くように気をつけてくださいね♪
弓先以外は、全体的に弓を傾けて、少なく毛を使うイメージで弾くと、音が汚くならず、クリアな音になります。
最後に:バイオリンは独学で習得できる?
残念ながらバイオリンを独学で習得することは難しいです。弾くことに対して誰にも聞かせることもなく自分だけが満足できればいいですが、音楽は聴衆がいて成り立ちます。せっかくならきちんとレッスンを受けて、「正しい練習方法」を学びましょう。
初心者の方ははじめが肝心。自分のフォームをプロに直接教えてもらいましょう。一度でもこれまで独学でやってきた方はプロのレッスンを受けることをオススメします。ペースが遅くても気にしなければ一ヶ月に一回だけでもいいので、これ以上のブランクを空けずにレッスンを受けることが大事です。
なぜ独学が難しいかというと、左手、右手、音色、音楽の作り方…など自分だけではそれが正しいか判断できません。客観的に見てもらうことを経て、バイオリンの音色を楽しむことができるのです。
そのため、このワンポイントレッスンはちょっとしたヒントとしてみていただけると嬉しいです。