こんにちは、ちゃんはるです。東京都・練馬区のバイオリン教室やオンラインでバイオリンの先生をしています。
「きれいな音を出したいのに雑音が聞こえる!」という相談を受けますが、こういう時はだいたいが隣の弦に弓の毛が触れてしまって音が鳴っています。
一番大事なのは、どの弦を弾いているのかを意識しながら、まず目視で、弓と弦が触れている接点を確認しましょう。
E線を弾くとき
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駒がアーチ型をしており、E線は右端なので中の2本(D線、A線)より難しく感じないでしょう。
このような見え方になります。この時、右脇を締めるように弾くと良いでしょう。ただ、バイオリンの淵まで弾いてしまわないように気をつけてくださいね。
A線を弾くとき
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E線やD線を弾いてしまいそうになるので気をつけましょう。E線との距離はどのくらいかを、それぞれ交互に弾いたり、重音で弾いたりすることで距離感がつかめます。
このような見え方になります。E線の時よりも肘をあげて弾くようにしましょう。
D線を弾くとき
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初級者さんにはD線が一番難しいかもしれません。アップの時はG線に触れやすくなり、ダウンの時はA線に触れやすくなります。ただ、ここでコツをつかめば他の弦でも簡単にきれいな音を出せるのでここでがんばりましょう!
このような見え方になります。肘が下がってA線に触れないように「D線の高さの肘」を意識します。
G線を弾くとき
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4線の中で一番低い音です。左端の弦は弓先がブレやすくなります。弓のコントロールも考えましょう。
このような見え方になります。肘と腕の高さが床と平行になることを意識して、肘が下がって力を入れて汚い音や他の弦に触れないように気をつけてください。
補足:鏡で腕や肘の高さを確認しよう
腕が下がっていたり、肘や肩が上がっていませんか?きちんときれいな音を鳴らせても、フォームが良くなければ美しさを持続できません。ゆっくり練習して正しいフォームと美しい音をリンクさせましょう。焦らないのがポイントです!
4枚の写真を見て弓の角度がミソだと気付いたでしょう。その通りです!
それぞれの弓の弦の角度を気をつけながら丁寧に練習していってくださいね。
最後に:バイオリンは独学で習得できる?
残念ながらバイオリンを独学で習得することは難しいです。弾くことに対して誰にも聞かせることもなく自分だけが満足できればいいですが、音楽は聴衆がいて成り立ちます。せっかくならきちんとレッスンを受けて、「正しい練習方法」を学びましょう。
なぜ独学が難しいかというと、左手、右手、音色、音楽の作り方…など自分だけではそれが正しいか判断できません。客観的に見てもらうことを経て、バイオリンの音色を楽しむことができるのです。
そのため、このワンポイントレッスンはちょっとしたヒントとしてみていただけると嬉しいです。
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